お役立ちコラム

窓ガラス用遮熱塗装で日差しの暑さ対策!爽やかな夏を実現する方法

夏場の暑さ対策として、昔からよく行われているのが、スダレなどで直射日光を遮り、窓に目隠しをして室内温度の上昇を防ぐ簡単な方法です。また、外からの強い日差しや視線を防止する効果もあり、暑さ対策として昔から人気が高い商品ですね。そして近年、特に注目を集めているのが「遮熱塗料」です。
遮熱塗料は、屋根のスレート瓦や窓ガラスに施工することで、室内温度の上昇を抑え、より快適な住環境を実現することができます。
 
遮熱に関する種類や情報が数多くあり、どれを選べばいいか迷われる方も多いと思います。
このコラムでは、夏場の暑い日の室内を抑制させるための遮熱塗料について、種類、施工場所、効果、施工方法、そしてメリット・デメリットをわかりやすく紹介していきます。ちなみに本日4月21日の福岡の予想最高気温は、なんと24℃!さらに佐賀県や熊本県では30℃と、4月とは思えない暑さとなっています。
 
この夏はいったいどうなってしまうのでしょうか……?今年も遮熱塗料に関するお問い合わせが増加することが予想されます。暑さ対策のひとつとして、ぜひご検討ください!
 

【遮熱塗料の効果とは】

遮熱塗料とは、太陽光の中でも特に熱をもたらす近赤外線を反射する機能を持つ塗料です。屋根や外壁に塗ることで、建物の表面温度の上昇を抑制し、室内の温度を快適に保ちます。
 
「遮熱と断熱の違い」
遮熱:太陽光を反射して熱の侵入を防ぐ方法。
断熱:外部からの熱の伝わりを抑える方法。
 
遮熱塗料は、夏場の暑さ対策として非常に有効です。特にスレート瓦への施工で高い効果を発揮します。スレート瓦とは、「カラーベスト」や「コロニアル」という名称でも知られており、軽量で地震時の建物への負荷が少ないため、多くの住宅で広く採用てる人気の屋根材です。
 
夏場のスレート瓦の表面温度は70℃近くに達することがあり、室内温度の上昇を招いてしまいます。そのため、塗替えの際に多くのお客様が遮熱塗料を選ばれています。遮熱塗料には太陽の日射を反射し、スレート瓦への熱の吸収を抑える効果があるため、夏場の室内温度の上昇を効果的に抑えることができます。
 
塗料メーカーの商品には、屋根用だけでなく、外壁用にも遮熱効果のある塗料が用意されています。しかし、室内温度の上昇対策だけを考えるのであれば、外壁に遮熱塗料を塗装しても、期待通りの効果は得られない場合が多いでしょう。
外壁に遮熱塗料を施す主なメリットは、夏場の強い日差しによる外壁へのダメージを軽減し、結果的に外壁塗装の耐久性を高めることにあると考えられます。
 

【節電ガラスコート】

夏場の室内温度を効果的に抑えるためにおすすめなのが窓用遮熱断熱「節電ガラスコート」です。
薄いブルーの仕上がりが特徴で視線を遮ることなく自然光を取り入れつつ、熱だけをカットできるすぐれた用品です。節電ガラスコートは、窓ガラスの内側に施工することで、近赤外線をカットし、窓から入る直射熱を軽減します。これにより、約8℃〜15℃の遮熱効果が期待できます。
夏場に不快さを感じさせる「近赤外線」を大幅にカットすることで、室内温度の上昇を抑え、空調効率の改善にもなり冷房費用の削減にも繋がります。
 
<節電ガラスコート施工中>

 
「節電ガラスコート」には、ほかにもさまざまな効果があります。
まず、冬場の断熱効果です。遠赤外線をカットすることで、窓からの暖房熱の流出を抑え、室内の暖かさをキープします。心地よく感じる温かさの光線である「遠赤外線」を遮断することで、暖房効率の向上にもつながります。住宅だけではなく、会社の事務所や店舗や病院など幅広く活用できます。
 
<遮熱効果を確認中>
  
 
このように、暑さ対策として多くのメリットがある「節電ガラスコート」ですが、いくつかのデメリットもあります。
・施工中は刺激臭が発生するため、施工中の室内には入れません。乾燥後は、匂いはほとんど気にならなくなります。
・施工中、室内の空気中にあるホコリがガラス面に付着することがあります。
・施工後、窓ガラスにわずかに青みがかった色が残ります。
 
※弊社での施工をご希望の場合は、事前にショールームにて実際の仕上がりをご確認いただくことをおすすめしております。
 

【他にも窓の遮熱に有効なもの】

窓の遮熱対策には、ほかにも内窓サッシの施工という方法があります。
内窓サッシは、「断熱・遮音・防犯・結露抑制・省エネ」という5つの大きなメリットを持っています。
ただし、施工にはそれなりの費用がかかるため、普及が進みにくい要因にもなっているのが現状です。
しかし最近では、国や自治体による補助金制度も充実してきており、導入ハードルは以前よりもかなり下がっています。
 
他にもシートを貼る方法、UVカットフィルムを窓に貼る方法があります。これにより紫外線をカットしつつ、室内温度の上昇をある程度抑える効果が期待できます。
しかし、遠赤外線のカット率は「節電ガラスコート」と比較すると非常に低いため、室内温度の上昇抑制という点では、期待通りの効果が得られない場合もあります。さらに、大きなサイズの窓では施工が難しい場合もあります。フィルムが長すぎるため、施工中に途中で部分的な傷が入ることがあり、フィルムを2枚に分けて貼る必要が出てきます。そのため、フィルムの継ぎ目がどうしても生じてしまいます。一方で、UVカットフィルムは防犯効果が高く、近年多発している窓ガラス破りなどの犯罪抑制には一定の効果が期待できます。
 
<左:節電コート 中:加工なし 右:遮熱フイルム>

 
また、熱反射率の高いカーテンを設置するのもおすすめです。日射を効果的に反射し、室内の温度上昇を抑えることができます。ただし、カーテンは閉めた状態でないと効果を発揮しないため、熱い日の日中はカーテンを閉めておく必要があります。
 

【よくあるQ&A】

Q1. 節電ガラスコートって、本当に目に見えるような違いがありますか?
A. はい、あります。特に施工後、直射日光が当たる部屋に入った瞬間に「いつもより涼しい」と感じる方が多いです。窓から入る近赤外線(熱のもと)をカットしているので、冷房効率が大きく向上します。目に見える違いという意味では、ガラスにほんのり青みがかった色がつく程度で、透明性は十分に保たれています。
 
Q2. 「遮熱塗料」と「断熱塗料」ってどう違うんですか?
A. 簡単に言えば、「遮熱」は熱を反射する、「断熱」は熱の伝わりを防ぐことです。
夏の暑さ対策には「遮熱塗料」が向いており、特に屋根に施工すると日射による温度上昇を抑えることができます。一方、断熱塗料は冬の寒さにも効果的ですが、夏場の効果は遮熱に比べて限定的です。
 
Q3. ガラスに塗るタイプの節電コートって、自分で塗れますか?
A. 原則としておすすめできません。DIYでの施工はムラが出やすく、乾燥中にホコリが付着したり、塗り直しが困難になったりするリスクがあります。さらに、ガラスに密着させるには専門的な知識と施工技術が必要です。確実な効果を得たいなら、専門業者にお任せください。
 

【まとめとポイント】

夏場の暑さ対策には、いろいろなタイプがあります。遮熱塗料や節電ガラスコートの活用が効果的です。
遮熱塗料は屋根に施工することで熱を反射し、室内温度の上昇を抑えます。
また、節電ガラスコートは窓からの熱侵入を防ぎ、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるため、年間を通じて省エネ効果が期待できます。
さらに、内窓サッシの設置やUVカットフィルムの貼付、遮熱カーテンの活用などを組み合わせることで、より快適な住環境を実現することができます。
部屋の窓すべてを一度に施工するのではなく、まずは居間など、長く過ごす場所から施工することをおすすめします。
 
また窓のガラスが合わせガラスや真空ガラスなどの合わせガラスの場合は単板ガラスに比べると、遮熱塗料も遮熱フィルムも遮熱効果は下がります。
今年の夏も猛暑が予想されています。ぜひ早めの対策をご検討ください!
※遮熱塗料や遮熱フィルムはネットショッピングでも購入可能ですが、DIYでの施工はおすすめできません。節電ガラスコートは責任施工となっており、遮熱フィルムは多くの水を使用し貼るため、高い施工技術が求められます。どちらも間違えた施工をおこなうと塗装ご塗料を剥した貼ったりフィルムをはがすのは大変なさぎょうとなります。確実な効果を得るためにも、専門業者による施工を強くおすすめします。
 

この記事を書いたスタッフ

福本 満壽男
代表取締役
福本 満壽男ふくもと ますお
株式会社フクモト工業の代表取締役、福本満壽男です。高校卒業後から塗装一筋、創業66年の伝統を受け継ぐ2代目として、「塗装で守る快適住宅」を目指し、日々現場と向き合っています。外壁・屋根塗装を中心に、リフォームやエコキュート工事、塗装業向け在庫管理アプリ「らくらく塗装屋さん」の開発・普及にも取り組んでいます。
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